アクションラーニング入門

アクションラーニング入門
マイケル.J.マコード 著
ダイヤモンド社、2004年
今回は、『アクションラーニング入門』(マイケル.
J.マコード著、ダイヤモンド社、2004年)を取り上げ
ます。
 「アクションラーニング」とは、問題解決と学習をグループで同時に行うシンプルなプログラムです。
その草分けは、1940年代、イギリスの物理学者で、アクションラーニングの父と呼ばれるレグ・レ
ヴァンスが紹介したことに始まります。このアクションラーニングが世界的に拡がりをみせたのは5
年ほど前からのことで、日本で本格的に耳にするようになったのはここ2年ほど前からです。

 本書は、著者が過去10年以上にわたり、世界各地で多くの企業のアクションラーニング・プロジ
ェクトの導入にかかわり実践するなかで、アクションラーニングを効果的に導入するためのメソッドを
構築してきた経験のエッセンスを著したものです。

 アクションラーニングには「5つの効用」があるといわれています。それは問題解決、リーダシップ開発チーム・ビルディング、組織変革、専門的学習に関する効用です。本書には、ボーイング社の「グローバル・リーダシップ開発」プログラム、シェル社の「リーダシップ開発」プログラム、米農務省の「コーチ養成」プログラムなどにアクションラーニングが活用されている事例が取り上げられています。

  日本でも「次世代ビジネス・リーダー養成」などに、このアクションラーニングの活用が報告されており、今後、その拡がりが予想されます。ただし一過性の「流行」にすることなく、しっかりと取り組むためにもその考え方と進め方をしっかり学ぶ必要があります。本書はその意味で良い入門書といえます。
 
  なお著者の『グローバル・リーダーシップ』
(中央書院)の併読をお勧めします。

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