『ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代』(ダニエル・ピンク著/大前研一 訳・三笠書房)

 今から25年前に書かれたアルビン・トフラーの「第三の波」を読まれた方も多いと思います。

 すでにその第三の波の”情報化社会”は終焉を迎えようとしております。次に来る「第四の波」というのは著者によれば「コンセプチュアル社会」すなわち既成概念にとらわれずに新しい視点から物事をとらえ、新しい意味づけを与えていく、という流れです。そのためには右脳主体の頭を使っていくことが大切、とのことです。そうした「突出した個人」は以下の六つの感性を磨いている、と紹介しています。

すなわち

① 機能だけでなく「デザイン」

② 議論よりも「物語」

③ 個別よりも「全体の調和」

④ 論理ではなく「共感」

⑤ まじめだけでなく「遊び心」

⑥ モノよりも「生きがい」

 以上の六つが大切である、とのことです。この六つのセンスは誰にでも身につけることができ、その方法を伝授してくれます。

 本書には、日本人がこれから一番身につけなければならない「右脳を生かした全体的な思考能力」と「新しいものを発想していく能力」、そしてその実現の可能性を検証する左脳の役割などについて、わかりやすくまとめられています。

 自分のキャリアに不安を抱えている人、今の生活に不満のある人など多いと思いますが、これからの社会を生き抜いていく上で、参考になる一冊です。

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