「みる わかる 伝える」(畑村洋太郎、講談社、2008年)

今回は「みる わかる 伝える」(畑村洋太郎、講談社、2008年)を取り上げます。
http://www.bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2145650&x=B

本書は、人はどのようにして目の前の対象を理解し、その時に頭の中にどんなイ
メージや像をつくるのか。そしてその理解をどのように第三者に伝えているのか、
という著者の興味と関心を突き詰めてまとめたものです。

「みる」こと、「わかる」こと、「伝える」こととはどういうことなのか。私た
ちが普段何気なく行っている行為ですが、それらは体の部位(目や脳、口など)
にどのように認識されどのような経路を辿って外に発信されるのかということが
分かりやすく解説されています。

私たちがよく犯す「伝えたはずなのに」、「自分では分かっていたつもりなのに」
という思い込みからくる様々な失敗や事故、争いがどうして起きるのかというこ
とを再認識させてくれる書です。

本書は異文化や言語という観点から触れられているものではありませんが、マル
チカルチャルなビジネスの社会に身を置く人々にとっても有益なヒントを投げか
けてくれる一冊といえます。    

You must be logged in to post a comment.

Globalinx Corp