「アクティブ・リスニング」の効用

私たちが担当したセミナーの参加者の多くが、外国人が発するメッセージを理解し、適切な質問をすることに困難を感じています。一般的に他者の話を聞く能力はかなり貧弱と言えます。従って、セミナーでは、参加者のアクティブ・リスニング・スキル向上のために多くの時間を費やしています。

アクティブ・リスニングの効用には、以下のことが含まれます。

1. 強い関係(信頼と尊敬)を築く。

2. 協働して問題を解決する。

3. 異なる見解や意見を議論できる環境を構築する。

アクティブ・リスニングを阻害する要因には、以下のようなものがあります。

1. 相手の話の内容を傾聴するよりも、次に何を話すかを心配する。

2. どのように言われたかよりも何を言われたかにより注意を向ける。

3. 新しい情報よりも、確信していることに同意を求める。

 アクティブ・リスニングは、適切で正確な応答をするために、聞き手が話し手のメッセージを受信して、正確に解釈するために不可欠なスキルです。

私の経験を例にしてみましょう。私は7年間日本に住んでいます。私の妻は東京出身で、私と話す時は標準の日本語を話します。初めて宮城県に住んでいる彼女の父親に会ったとき、私は方言を知らなかったので、彼が言った言葉を理解できませんでした。しかし、30分も経つと、義父は、義父が発した言葉を理解する私の能力に驚いていました。なぜこのような奇跡が起こったのでしょうか。

私は彼が話した言葉を理解していませんでしたが、彼のボディー・ランゲージと話の調子から、彼の気持ちが分かりました。それで私は、彼の気持ちに同調し、理解していることを示す一般的な言葉を会話の節々に挟みました。「おお、わかりました」、「本当ですか」、「それは驚きですね」、「面白いですね」というような表現を適切に発したのです。

 私たちが去るとすぐに義父は、私の日本語が上手であると親族や友人に知らせました。そして、どこでも歓迎されました。上記のような対応で、コミュニケーションがうまく行くようになったのです。

適切な応答は、聴き取りプロセスの不可欠な部分であり、ネゴシエーションやビジネス会議を成功に導く重要な鍵なのです。

 アクティブ・リスニング・スキルを高めるヒント:

1. オープンな質問をする

2. 綿密な仕上げを奨励する

3. 共感をもって聴く

4. 理解をチェックするためにフィードバックをする

5. 中立的に受け入れる

6. 集中する。散漫にならないようにする

7. 結論に飛びつかない

8. 心をオープンに持ち続ける

9. 相手の話を遮らない

10. 理解したことを要約することで、理解度をチェックする

 人は閉じている宝物箱だと想像してみてください。こちらが心を開けば、相手も心を開いてくれます。共感しながら聴く能力は、相手からの信頼を勝ち取り、協力することに繋がる最も重要な特質と言えます。

This page is also available in: English

Globalinx Corp